物理と魔法の狭間に

物理×創作の話題を中心に

大学入ると周りのやる気のなさに驚く、という話

 

  • 大学生活ってどんな感じ?
  • 勉強のやる気がある人ってどのくらいいる?

こんな感じのことが気になる受験生は多いのではないでしょうか。
今回は、大学に学部4年間、大学院で約2年間生活してきた私の経験をもとに、多くの大学生はやる気がないが対策はできる、といった内容のお話をします。
特に、「大学に入ったら勉強を頑張ろう」と意気込んでいる方には絶対知っておいて欲しいことを書いたので、ぜひ最後まで読んでみてください。


内容

  • 9割の大学生はやる気ない
  • なぜ多くの大学生はやる気がないのか
  • 対策(モチベーション維持の方法)
  • まとめ


9割の大学生はやる気ない

大学で勉強を真面目に頑張ろうとしている方に悲しいお知らせになります。

タイトルの通り、大学で真面目に勉強をしようという「やる気のある人」は全体の1割くらいしかいません。
もちろん、大学のランクや学部学科によってだいぶばらつきはあると思いますが、文系の学科はさらに低いのではないかと思います。

ちなみに、私は物理学が勉強したくて理学部物理学科的なところに入りました。
「物理学科なんだから、きっと周りはみんな物理が好きで、毎日物理の話で盛り上がるんだろうな」
などと妄想し、それを楽しみに受験勉強を頑張っていたわけですが、いざフタをあけてみると、
「あのサークルは先輩から試験の過去問がもらえるらしい」
「この授業は3回まで休めるから一緒に休んで遊びに行こう」
「あの先生は厳しいから授業をとらない方が良い」
などなど、周りは物理と全く関係のない話で盛り上がっていました。
「いかに授業をサボるか」「いかに楽をして試験を乗り切るか」
そんな話題ばかりで、正直周りのやる気のなさに絶望しました。
想像(妄想)と現実のギャップに打ちひしがれ、勉強に対するモチベーションが滅茶苦茶下がったことを今でも覚えています。
当時の救いは、たまたま周りに数少ないやる気のある人がいてくれたことでした。
授業後に分からないところを教えあったり、どうしても分からないところを一緒に先生に聞きに行ったりしました。その時間はとても楽しかったです。何とかやる気を維持しようと、苦し紛れに前の方の席に座っていて良かったと思いました。
その人の他にも、「あいつはガチ」と言われている人や積極的に質問する留学生の人など、「この人はやる気があるな」と感じた人はせいぜい5人くらいでした。(あとでこの倍くらいはいたことを知りました。それを知るまでは大学生の95%はやる気がないと本気で思ってました。今は9割くらいだと思ってるのでだいぶ丸くなった気がします。)

悲しいですが事実として、9割の大学生は勉強に対してやる気ないです。
ただし、大学のランクが上がればやる気のある人は多少増えるので、真面目に勉強をしようと思ってる人は出来る限り難易度の高い大学へ入ることをオススメします。


なぜ多くの大学生はやる気がないのか

ではなぜ、9割の大学生は勉強に対してやる気がないのでしょうか。
それは、9割の受験生が、受験で合格すること「だけ」を目標にして「辛い勉強」をしているからです。
合格した途端「勉強する意義」を失い、元々たいして興味がない大学の授業のために、「辛い勉強」をすることにやる気を見出すのは、もともと無理のある話というわけです。
多くの受験生が、勉強は辛いものだと勘違いしているので、「辛い勉強をしなくて済む方法」を探し始めるのも、このためです。
「いかに授業をサボるか」「いかに楽をして試験を乗り切るか」ばかり考える大学生は、こんなふうに生み出されます。
残念で仕方がありませんが、では、勉強をしない9割の大学生は一体何をして過ごしているのでしょうか。
せっかく受験勉強を通して、知識と考える能力を手に入れたのに、彼らは一体どんな学生生活を送っているのでしょう。

ぶっちゃけ2〜3割の人はほんとに遊び呆けている印象でした。何しろ大学生になると、酒、タバコ、ギャンブルの類いが合法になっていきます。その手のものにハマってほとんど大学に来なくなる人を何人も見てきました。悲しいですがこれも現実です。

では、残りの6〜7割の人たちは?というと、勉強はそこそこにバイトやサークル活動に精を出す人たちです。勉強もバイトもサークルも頑張るという体力オバケの人も何人かいましたが。
この人たちは目的も行動も多種多様なのであまり細かいところは分かりませんが、明確な目的がある人は割と少なくて、何となくお金が欲しいからバイトを始め、何となく出会いを求めて、何となく楽しそうだからサークルに入る、という感じの人が大部分のように感じました。

当時の私は9割のやる気のない大学生たちに憤りを感じていましたし、見下すような気持ちでいました。しかし、これはもったいない考え方だったなと思います。
「いろんな考え方の人がいるんだな」くらいの余裕を持った気持ちでいる方が行動の幅が広がり、勉強以外の楽しみをもっと早く知れたかも、などと考えています。(時すでに遅し。哀れですね。)
例えば、アルバイトを通して、人に雇われてお金を稼ぐ、という感覚を知ることができますし、サークル活動を通して、自分の好きなことに出会えたり、いろんな考え方の人に出会えたりします。
こういった経験はとても貴重なものだったんだな、と後悔したので、興味のあるバイトやサークルがあるならやってみることをオススメします。(この辺りに関しては、また別の記事を作ってみようかなとも思ってます。)


対策(モチベーション維持の方法)

最後に、やる気のない大学生に囲まれて過ごすときに、勉強へのモチベーションを維持する方法について書いておきます。
今回は3つ、対策方法を紹介します。

まず1つ目は、
「やる気のある仲間を探す」
です。
なんだかんだで、やる気のある人、頑張ってる人と一緒にいると、自分も頑張ろうという気になります。
それはきっとお互い様なので、この人といると頑張れる、という人がいたら存分に頑張りましょう。きっと向こうもあなたの頑張りに刺激を受けて頑張ってくれるはずです。切磋琢磨できる仲間の存在の大切さは、受験勉強を通してそれとなく感じているのではないでしょうか。

2つ目は、
「情報を仕入れる」
です。
勉強したいことがあって大学へ進学したなら、授業で話を聞くだけでなく、自分からその分野の知識、情報を入手するために行動しましょう。
図書館で関連書籍を探してみたり、専門雑誌を購読してみたり。Twitterで有益な情報を投稿しているアカウントをフォローする、とかでも良いと思います。
なんでも構いません。
大切なのは、「自分の興味を刺激する」ことです。
少しでも興味を持った分野なら、きっとその分野の情報に触れることで自分の興味を刺激され、やる気が湧いてくると思います。

3つ目は、
「情報を発信する」
です。
2つ目と関連しますが、自分の知識や入手した情報を周りに共有することで、周りのモチベーションも上がるかもしれません。
また、SNSなどで情報を発信し続けることで、思わぬ人とのつながりができることもあるかもしれません。こればっかりはやってみないと分かりませんが、情報の発信は「人に説明する力」が必要になるので、とても勉強になります。

上記は私の「あの時こうしていれば」の結晶なので、後悔したくない人はぜひ参考にしてみてください。


まとめ

今回は、

  • 9割の大学生はやる気ない
  • なぜ多くの大学生はやる気がないのか
  • 対策(モチベーション維持の方法)

という話を紹介しました。

大事な学生生活を無駄にしないために、自分のやる気を維持するための方法について考えておくと良いと思います。

この記事がお役に立てば幸いです。